ヘンリーヘンリーズのギター担当。


by hayashihiromu

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『モンスターズユニバーシティ』『終戦のエンペラー』

最近食欲無さ過ぎて本当にどうしよう。夏バテ怖い。二日間で練乳アイス2つとカレー4分の3。本当にどうしよう。



なんか、昨日映画館に行ってから、というか、あの致死量レベルの寂寥感を味わってから、自分の中での映画館に対するハードルがグーっと下がったみたいです。あれを経験したら、もう怖いものはないな、と。だから今日も行ってきました。『モンスターズユニバーシティ』と『終戦のエンペラー』を見てきました。

今まで自分は映画なんてほとんど見ませんでした。ましてや映画館なんて、何年に一度とかそんな程度です。ここ数年では、エヴァQを一人で見に行ったくらいです。

昨日風立ちぬを見る前、予告で流れた映画の中で何本か気になるものを見つけました。その一つが『終戦のエンペラー』です。この映画は、昭和天皇の戦争責任を巡るGHQの話しです。特出すべきなのは、ハリウッド、つまりアメリカが製作したということ。自分は前期に他学部設置の東京裁判に関する講義にモグっていたため、自分の中では結構タイムリーでした。

しかしその前に、一本だけ見る、というのはなんだし、何かもう一本見ようかな、じゃあもうここはもうモンスターズユニバーサルシティしかないな、と思って、先にそこに足を運びました。

モンスターズユニバーシティとは、モンスターズインクに出てくる主人公達の過去の話しです。そもそも自分はモンスターズインクが好きです。松本人志さんが連載していたシネマ坊主という映画評論で、滅多にない☆10の満点が付けられていたため、興味を持ったのがきっかけで見て、ああ、なるほどいいですねぇ~、って感じです。

でも、うん、軽い気持ちで行くんじゃなかった。

昨日、休日の映画館に一人で行くのは全裸でお尻ふりふりしながら新宿あたりを歩いて見ないで!見ないで!と叫んでいるのと一緒だ、ということを学んだのですが、朝一なら平気だろう、さすがに昨日レベルの思いはしないで済むだろう、と思っていました。誤算でした。絶対ダメです。休日はどの時間でもダメです。

早めに行ったのですが、予想以上の激混み。それで、開演ギリギリになってもチケットが買えない、という状況でした。そこで、映画館側の救済措置として、「9時20分から上映のモンスターズユニバーシティの券をお求めのお客様、こちらにきてくださーい」と、優先的に買わせてくれる旨のアナウンスを従業員がしたわけですよ。まぁ、当然自分はモンスターズユニバーシティが見たい訳ですから、その従業員の所に颯爽と行きますよね。素早い動きをしますよね。機敏に動きますよ。だって開演迫ってる訳ですし。そしたら、その従業員が自分に近いこともあってか、自分が先頭になったんです。でも、なんか、あれ、なんか、あれれ?変な感じするなーと思い後ろをちらっと見てみると、小さい子供集団や女子中高生軍団。

そこから単なる被害妄想なのか、現実なのか、でも、明らかに1つの中学生集団が、「あれ?あの人1人?え、え、え、1人でモンスターズユニバーシティ?あの男の大人の人、1人でモンスターズユニバーシティなの?」みたいな感じの視線を投げ、こそこそやってる風な状態になりまして。チケットの列に並んでいるカップルとか親子も不思議そうに見てる感じがして、という確実に見られていて、さすがに逃げ出しそうになりました。

でもね、ここで逃げたら、もう終わりですよ。何が恥ずかしいんですか。別にいいじゃないですか。朝っぱらからモンスターズユニバーシティ1人で見たって。自分は見たかったんですもん。何も悪くないですよ。

だからこそね、もうめっちゃインテリ感を出してみましたよ。とりあえずiPad出しました。それで、いかにも株価とか見てるんですよ的な、顎にちょっと手を当てて、ふむふむ、みたいな、また時たま、え、ここの会社こんなに株価下がったの!みたいな驚き風の顔を交えながら、インテリ感を出してみました。精一杯の虚勢です。後ろには小さな女の子達ばかりがいましたけれども、でもね、お兄さんはインテリなんですよ、モンスターズユニバーシティもインテリだから、ほら、なんか逆に見ちゃう的な、そんなあれなんですよ、ってオーラを背中で出していました。必死ですよね。

そしたら、従業員のお姉さんが、「じゃあ皆さん付いてきて下さーい」と移動が始まって、明らかに自分だけ場違いでしたけど、付いていきましたよ。だってモンスターズユニバーシティ見たかったんだもの。

でも、あのような思いまでして見るものではなかった‥。
中身も、期待していたのとは違い、完全に子どもむけでした。そういう意味ではいい映画なんですかね。単純なキャラ映画でした。モンスターズインクがなければ誰も見ないだろうな、って感じのありきたりすぎるストーリーです。特にサリーの心変わりの理由は、え、まじでそんだけ?軽すぎじゃない?ってなって付いていけませんでした。暇つぶしにはいいんでしょうがね‥。



次に、映画館を変えて本命の『終戦のエンペラー』。まず、ここの映画館は年齢層がめっちゃ高かった。ほとんどがおじいちゃんおばあちゃん。やっぱり、こういう話しは見たいんですかねー。

結論から言えば、まぁ、東京裁判を知るための足がかり、入り口にはなるんじゃないな〜程度でした。面白かったですけどね。大きな不満は1つ。アメリカって恋愛要素入れないと映画撮れないの?ってことです。今回も米兵と日本人女性の恋愛ストーリーが多分に含まれていたんですが、はっきりいって邪魔でした。無くても成立する。むしろ、そこを抜いてその分もっと日本人政治家や軍人の心理を描いてほしかった。それがもったいない。

ただ、アメリカがこのような、日本の精神を理解しようと試みた映画を撮る、ってことには凄い意味があると思います。アメリカ人がどれくらいこの映画を見るのかは分かりませんが、是非見てほしい。

内容的には、やはり「狂信的な軍人が全て悪い」という、東京裁判史観、則ち共同謀議論に基づいた内容で、この映画だけ見ても何も分かりません。ただ、当時の日本が守りたかったもの、米国、とりわけGHQが目指したものは分かると思います。

日本のルーツを探るとき、例えば神道だったり、武士道とか、民族的なものとか、色々あると思いますが、現在の日本、つまり、日本国憲法下における今の日本社会のルーツは、東京裁判とその周辺です。今の日本を知るためには、あの時、日本は何を守ろうとしたのか、それも、政治家は何を守ろうとしたのか、軍人は何を守ろうとしたのか、何より天皇陛下は何を守ろうとしたのか。そして、実際に守れたものは何か。また、連合国は、日本をどうしたかったのか。米国は。GHQは。ここを知らなければなりません。

その足がかりとなるのが、この映画でしょう。今自分達は、こうして日本社会に生きているけれども、この日本社会が成立した理由。そこを、若い人に見てもらいたい。

しかし、残念ながら、受け入れられそうにはなさそうです。観客のほとんどが年配の方々の中、少しだけいた若い人も、終わったあと出る時に「寝ちゃった笑」といっていました。


この時代の日本に、日本人に想いを馳せると、またこのような日本人が必死になって「何か」を守ろうとしていた映画なんかを見ると、つくづく今の日本に対して、悲しい気持ちになります。渋谷で見たのですけれども、映画館を出た時に見た風景が、僕らのおじいちゃんおばあちゃんは、何を守ろうとして死んでいったのかな、と、どうしようもない思いに駆られます。もちろん、そんなのは勝手です。今を生きる人が一番です。過去に縛られる必要も、反動する必要もありません。何しようと勝手です。しかし、先人の想いを、少しでいいから、汲んでみたとき、何か、1ミリでも2ミリでも変われそうな。そんな、気がしてしまって。


最後、昭和天皇がマッカーサーに、全ての戦争責任は私にあるため、日本国民は救って下さい、という、有名な場面。両隣の年配の方が嗚咽を噛み殺していました。そこに自分もやられました。


ただ、見る時の注意は、年配が多いため、トイレに立つ人が多いんですよね。また、鼻息が荒い人が多いんです‥‥。まあ、そこはご愛嬌ということで。


ぜひ、『終戦のエンペラー』を見てみてはいかがでしょうか。

明日、東京裁判における共同謀議論、アメリカ史観と、天皇制ファシズム論、コミンテルン史観(ソ連)について触れてみたいと思います。






おわり
by hayashihiromu | 2013-08-11 21:59 | 普通

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