ヘンリーヘンリーズのギター担当。


by hayashihiromu

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ミャンマー紀行追憶記-6日目(最終日)- そうして、ミャンマーの出口に見えたものは

さてさてさてさて。
日記を元にした追憶記も、これで終わりです。最終回です。長かったですね。助長でしたね。

日記-6日目-
帰国するために、一旦ベトナムへ行く便が夜であり、午前中は暇だったため、今度はさらに奥深くダウンタウンを散策。前回潜入したところは、大通りに面したダウンタウンであったため、まだ活気はあった。しかし、今度はマジもんのダウンタウンに侵入してしまう。

この日は、夜の便でミャンマーからベトナムへ行き、深夜便で日本に帰る、というスケジュールでした。

昨日、タクシーのおっさん(名前はラッキー)にホテルまで連れて行ってくれている道中、明日は何時にチェックアウトだい?と聞かれたため、たしか5時だよ、と言うと、じゃあ4時に迎えに来てやるから、待ってな!と言われていたので、この日、4時まで暇でした。

あ、ラッキーの年齢って書いたかな?このおっさん、実は26歳だったんですよ。お兄さんだった訳です。でも見た目はおっさんなのでおっさんです。

4時まで暇だったわけですが、実は、この時点でお金がかなり底を尽きかけていたんですよね。思えば、ぼったくられすぎました。もうとにかくぼったくられすぎました。まあ、ぼったくりっていっても、安いし、まあいいかーという精神が、自分の残金=生命の源を削り続けてしまっていた訳です。

確か、残金は23000チャット(2000円くらい)と、25ドル、一万円札でした。一万円札は使えないため、23000チャットと25ドルが自分の生命の根源。ただ、空港までのタクシー代で15000チャットほど消える覚悟でいた、というか、ラッキーが毎回請求してきた額が15000チャットだったので、これも、初日20000チャット請求してきたのを、はぁ、高すぎでしょもうやだよおおおおって言ったら15000チャットにしてくれたものであり、そのため、8000チャットと25ドルが自分の生命の樹でした。

こうなってくると、もう下手に動くことはできないため、しかし、やはり満喫はしたい、そのため、最後は無計画に、というよりこの1人旅自体無計画だったのですが、徒歩でホテル周辺の街を歩き回ろうと決めた訳です。そのホテル周辺の街とは、マジもんのダウンタウンであったわけです。


日記-6日目-
自分は、どんなに臭くても、凄惨でも、それが現地の人々の日常なのであるから、決して顔をしかめたり、鼻をつまんだりしてはならない、という決め事をしていた。しかし、マジもんのダウンタウンに侵入したところ、臭いというよりも、鼻に刺激がきた瞬間に嗚咽が止まらなくなるというガス的なやばさが自分を襲ったため、考える暇もなくその決め事を破ってしまう。そこから体調が芳しくなくなり、早々にホテルに帰着。そこから寝込む。

念のため、カメラも財布も何もかもホテルに置き、パスポートを首から下げ、5000チャットだけポケットに入れて、朝、マジもんのダウンタウンへ潜入しました。

日記でも書いていた通り、今回ミャンマーで過ごすにあたって、決めていたことがありました。それは、どんなに臭くても、凄惨でも、それが現地の人々の日常なのであるから、決して顔をしかめたり、鼻をつまんだりしてはならない、というものです。やっぱり失礼です。実際に、前回街を散策した時も、なかなか強烈な臭いだったのですが、何食わぬ顔で歩けていました。

しかし、ここは違いました。もうすでに、え、ここって廃墟じゃないの?みたいなところへ進んで来てしまい、それでもふわーっと歩いていたら、突然鼻に刺激臭が。経験したことの無い、鼻にカーンときて、その瞬間に嗚咽が止まらなくなり、後から臭いが実感できる、という現象と遭遇。

そこからずっと嗚咽が止まらなくなり、でも、吐くことはなく、というより、この前の日の夜、あまりにもお金がないため、持って来ていたポッキー(荷物に潰されてボロボロになってた)を夜ご飯にして凌ぎ、そして朝も食べていなかったため、胃に何もなかったのでしょうね。

やっとの思いでホテルに帰り、そのまま3時間ほど寝込みました。


日記-6日目-
体調が回復し、ホテルの喫茶店でのんびり昼食。そしてフロントに戻ると「君、チェックアウト時刻2時間すぎているよ」といわれ、そんなの知らなかった自分が「え!」と叫んだ瞬間、受付の人、ベルボーイがなぜか爆笑する。直ぐにチェックアウトをするから許して!と懇願したら、爆笑しっぱなしの受付の人がそれを承諾。無事チェックアウト。


体調が回復すると、どうしたってお腹が空いてきます。もうここはしょうがないな、と思い、なけなしの8000チャットを持ってホテルの喫茶店へ。すると、意外と安く、日本食として売られていたカツうどんを食べました。お腹が満たされ、ふぇ〜い、ふひょ〜う、ふぇ〜いとダラダラ過ごし、自分の部屋を戻ろうとすると、ベルボーイに呼び止められました。


受付へ行け、と言われたので、行くと、受付の人に、あなたもうチェックアウトの時刻過ぎてますよ?と言われてしまいました。

こんなこと予想外ですし、もしそうだとして、追加料金を取られるようなことがあったら、所持金の無い自分は終わりです。そんなこんなも相俟って、自分の口から渾身の「え!!!!!!!!!」という言葉が出ました。

そうすると、なぜかミャンマー人のつぼにはまったらしく、ベルボーイと受付の人が大爆笑。めっちゃ笑われている中、どうしたらいいか分からずしばらく佇んでいたのですが、これはチャンスかな、と思い、今すぐ出るから許して!と懇願すると、「5分だけ待ってあげるわ」と笑いながら言われました。




日記-6日目-
チェックアウトしたものの、お金もあまり無いし、行くところもないので、かなり早めに空港に行くことに決める。実は、自分に付き纏ってきていたタクシーのおっさん(名前はラッキー)が送ってくれると言っていたのだけれども、その時刻までホテルのロビーでずっと待っているのも何だし、勝手に空港へ行くことに。ごめんよラッキー。そこで乗ったタクシーで料金を聞いてみると、ラッキーはかなりぼったくっていたことが判明。許さないよラッキー。何かミャンマーへ行く機会があった時、airportタクシーNo.004には気をつけて下さい。


これはもうしょうがないですよね。
だって、チェックアウトしたのが2時。ラッキーと待ち合わせている時間は4時。
お金ももうないし、いや、もうこれ空港行くでしょ。
ということで、2時間後にくるであろうラッキーを放置し、ホテルの外のタクシーに乗車。もちろん、自分も血の通った人間である故、多少申し訳ない、ごめんね、ラッキー、という気持ちはありました。ただ、もうタクシーには乗ってしまったため、そこで、運転手のおじいさんに、いくらですか、と聞いてみると、返ってきた返事は10000チャット。
10000チャット。
今までラッキーから請求されていた額、15000チャット。
最初にラッキーから請求された額、20000チャット。

おいラッキー。
これ最後いくら俺からむしり取るつもりだったんだ。

ちょっと後悔しているのは、ラッキー、日本人に対してあたりキツくなるんじゃない?ということ。皆さん、気をつけてください。


日記-6日目-
空港について、時間があったのでお土産を物色。そこでミャンマーのお菓子を購入。が、値段を間違え、その時持っていたドルを全て失う。そこから、のどの渇きと飢えとの戦いに突入。また、運悪く、お腹の爆弾が爆発。空港の、本当に、本当に汚いトイレでうんこをすることに。しかし、こんなこともあろうかと、大量の便座カバーを持っていっていたため、なんとかできる状態に。嗚咽と涙と喉の乾きと飢えに耐えながらうんこをする。釈迦になれた気がした。


もうこれはそのままです。
かなり早めに空港についてしまって、そして、チェックインするまで何もないんですよ。なので、まずはずっとマリオカートをしていました。

チェックインすると、お土産屋さんや飲食店があるのですが、いかんせん自分にはお金が無い。それでもお土産は買わないと!と思い、物色し、そこそこリーズナブルにそろえ、チャットはほぼ使いきり、5ドルも使いました。残金、20ドル。ベトナムでも待ち時間が長いため、その時の飲み物代にしようかなーなんて思っていると、ミャンマーのお菓子が売っているのを発見。ドルでもオッケーだということで、店員さんの話しを聞き、自分は、確実に10ドルのお菓子を買いました。しかし、提示された額は20ドル。どうやら、1つ10ドルの品を2つセットで売っていたらしいのです。そんなもん聞いていないし、知らんがな、と思ったのですが、何も言えず20ドルを渡してしまいました。

まあ、この時は、それでもなんとかなるかな、と思っていたのです。
結果、なんとかなりませんでした。

当たり前ですよ。だってお金無いんですもん。

時間は19時。喫茶店で飲み食いして以降、何も口にはいれていません。
強烈な喉の乾き、そして空腹が自分を襲います。
もうやばいですね。水飲んで歩いている人とかに、飛びかかりそうになりましたもん。
それでも、飛行機に入れば、なんとかなる、がんばれ、がんばれ、と耐えていたところ、なんとここで強烈な爆弾がお腹で爆発しました。

今まで、決して食あたりなどはありませんでした。うんこをする時は、ホテルのトイレレベル5強のトレでしていたため、ミャンマーに行く前の不安が実現することはありませんでした。

しかし、最後の最後、ここできたのです。
絶望ですよ。とりあえず、トイレまで行くと、もう凄惨。そう、凄惨。地獄とは、多分あれのことを言うんですね。

後悔しました。こんなことなら、きったない公衆便所でうんこをしておけばよかった。近所の公園で野グソをしておけばよかった。それで慣れておけば。

でも、もうお腹は爆発しているんです。爆発しっぱなしなんです。
漏らす訳にはいかないので、ここで、自分の秘密兵器を出しました。
それが、携帯用便座カバー+除菌セットです。自分は、携帯用便座カバーを30枚持って行っていました。とうとう使わなかったのですが、ここでその役目がきた訳です。

まず除菌を取りだし、便座を入念に拭きました。この時点で嗚咽と涙が止まらなくて、もう、悲しくて、悲しくて、だって、何がどうなったらミャンマー人のうんこ掃除することになるんですか?いや、日本人のうんこだったらいいとかそういう訳ではないですけれども、でも、例えば、身内や友達のうんこだったら掃除できるけれども、見ず知らずのおっさんのうんこは掃除できないでしょ?そういう感じですよ。それのグローバルバージョンですよ。うんこを清掃する業界にも、もうグローバリゼーションの波は押し寄せてきているわけです。

もう、なんだか悲しくてね。涙が止まらなかったのですが、それでも、自分がうんこをするためにはしょうがないわけで、必死で、もう何枚も重ねて、除菌シートで除菌しました。そのあと、便座カバーを10枚ほど取りだし、便座に置き、自分のお尻をその上に乗せました。

たくさん除菌し、便座カバー10枚重ねですから、たぶん大丈夫でしょう。でも、もう本当に、お尻を便座カバーに乗っけた、その刹那、さっきまでの凄惨たる情景が頭をかすめ、また嗚咽と涙が溢れ出てきました。さらに、飢えているわけです。空きっ腹の嗚咽も、またきついですよ。そして、喉が乾いてからっからなわけです。だから、嗚咽の度に、喉が痛いんです。そして、嗚咽するために喉が乾燥し、さらなる嗚咽が。そして、もちろん鼻では決して息はできないですから、息苦しさに耐え、それでも時節嗚咽する度に入る、なんといえばいいのか、臭いのせいで重量が重くなったような空気を吸い込み、その感覚でまた嗚咽と涙。

嗚呼、地獄。ここが、地獄。一体自分は何をしたのか。何をしたら、ミャンマー人のうんこを掃除することになるのか。そして、そのトイレで嗚咽と飢えと涙と乾きに耐えながら、腹痛と戦わねばならないことになるのか。まあ、そういうレベルのことをしたのでしょう。これは罰です。罰なのです。ごめんなさい。ごめんなさい。もう、あれほどの苦しみは無いです。

30分ほど格闘し、精魂尽き果て、トイレから出たときの僕は、多分、辛すぎてパンチパーマになっていたと思います。身も心も釈迦になっていたと思います。というか、釈迦をずっと見ていました。完全に見えていました。そして、釈迦も自分のことを見てきました。目が合いました。
ミャンマーの出口で、自分は、釈迦と目線が合いました。
たぶん、あの一瞬は、皆、自分のことを仏陀と評してくれたと思います。
そして、ゆっくりと、搭乗口へと向かい、ミャンマーの地を離れた訳です。



こうして、こうして、六日間に渡る、ミャンマー1人旅が完結しました。






はい、ということで、日記をもとにしたミャンマー追憶記が終わったわけであります。くっそ助長な文章を書いてしまいましたが、というか自分も途中から飽きてきてしまっていたのですが、ということは皆さん飽きられていたと思うのですが、まあ、少しでもミャンマーの雰囲気が伝わっていればな、と思っている所存です。

ミャンマー、そこそこいいところですから。一度行ってみたらどうでしょう。損はしないです。そもそもが安いですし。

ただ、自分はことごとく天気に恵まれていたため、というか、怖いくらい恵まれていたため、もし、雨ばっかとかだったらしんどかっただろうな、と。そこばっかりは運なのでね。

後日、気が向いたらミャンマーのお食事を紹介してみたいと思います。
写真もちょくちょくあげます。




次は、一緒に行こうね。








ではでは、ありがとうございましたー!!
















b0209652_16522387.jpg
b0209652_16514592.jpg

b0209652_16565615.jpg
b0209652_16563441.jpg
b0209652_165698.jpg
b0209652_16554929.jpg
b0209652_16553195.jpg
b0209652_16551729.jpg
b0209652_16545284.jpg
b0209652_16543355.jpg
b0209652_16531288.jpg

b0209652_16584441.jpg












おわり
by hayashihiromu | 2013-09-30 17:57 | 普通

メモ帳

ダウンタウンさん、高須光聖さん、板尾創路さんを心から尊敬しております。

タグ

(86)
(17)
(17)
(10)
(8)

最新の記事

バーバー・歯
at 2015-03-25 20:40
すいぞくかんっ
at 2015-03-22 22:06
『鬼が来た!』
at 2015-02-14 21:02
ライブDVDはしっくりくるけ..
at 2015-02-06 02:20
Feu de camp
at 2015-01-30 01:13

以前の記事

2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 06月
2012年 03月
2012年 01月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月

記事ランキング

外部リンク

検索

その他のジャンル

画像一覧