ヘンリーヘンリーズのギター担当。


by hayashihiromu

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悪法は法か


勉強楽しい。
最近、政治の場で第一線で活躍されている方とお会いさせて頂く機会がとても多いです。先月は衆議院会館の中で自民党の代議士さんとお話しをさせて頂き、今月も自民党の代議士さんと。片山教授との討論もそうですね。外務官僚とお食事をさせて頂いたりもしました。去年頑張ってよかった。この大学に入れてよかった。

バンドももっと頑張らないとなぁ。いつか同じ景色のステージに立てたらなって、それだけで頑張れる。


最近「悪法は法か」という題でレポート課題が出ました。

「悪法」の代表例といえば、日本においては生類憐みの令や、治安維持法でしょうか。外国では、ナチスの法ですよね。そして今現在、「秘密保護法案」が「悪法」だとして、大きな話題になっています。

では、そもそも「悪法」の定義とは何なのでしょうか。これを考える際、二つの視点が必要であると思います。まず、第一の視点は、道徳に反する法を「悪法」であるとする考え方です。言い方を変えると、自然権を守る自然法に反する法です。この意味での「悪法」を法律と認めるのかどうかで、自然法論と法実証主義との間で対立があります。

自然法論は、道徳に反した法は法では無いと言っています。なぜなら、人間の自然権は侵害されてはならず、そのために、不変普遍の道徳は犯してはならないからです。

対して法実証主義は、道徳に反した法も法であるとしています。なぜなら、法とはその時代、国家の要請により異なるものであるため、不変普遍の法(自然法)で統一することはできないとしているからです。


第二の視点は、国家の正義と国民の正義が反した法を「悪法」であると考えることです。これは、ソクラテスの悪法問題で議論されることですね。

ソクラテスの悪法問題は、一般的に少々誤解があると思うので、少し説明させて頂きます。
一般的に、ソクラテスは悪法に屈して死刑になったと言われます。国家の法は悪法だけれども、それも法なのだと認め(屈し)死刑を受け入れたと。しかし、そうではないのです。詳しくはプラトンの『クリトン』と、できれば『ソクラテスの弁明』を読んで頂きたいのですが、そもそもソクラテスは、自らを死刑へと追いやった法を、悪法だとは言っていません。そのため、そもそもソクラテスの死刑問題において悪法は存在していないのです。

しかし、ソクラテスは弁明しました。自らの死刑はおかしいと考えたからです。この意味で、ソクラテスの正義と国家の正義は対立しています。それを踏まえた上で、個人の正義と国家の正義が対立した時、国家の正義が優先されると考えたのがソクラテスです。その理由とは、自分をここまで育ててくれたのは国家であり、また、国家の法律により守られて生きてきたのにも関わらず、自分にとって都合の悪いことが法により示された途端、態度を変えるのは、道理に叶っていない、というものです。そして、これは現在とは違うのですが、当時のギリシャには、都市国家という小さな単位の国家がありました。そのため、自らの国家が嫌だったら、現在よりも楽に自らの住む国家を変えても、大した問題ではなかったのです。なので、自分の国家が自分と対立した時は、国を変えることもできたのです。そうしないで、今まで自らの住む国家を認め、守られて生活してきたのに、いざ自分の意見と対立した時に、自分を庇って国家を罵るのはおかしい、こういうわけなんですよね。

つまり、法律とは、或る視点から見れば悪法かもしれないが、別の視点からみれば良い法律かもしれないということですね。その基準は、道徳だったり、自らの正義だったりする。当事者によって変わるということは、時代によっても変わってきます。このようなはっきりしないものなのです。


では、今現在話題の秘密保護法はどうなんでしょうか。
「知る権利」を侵害される、普通に生活できなくなる、と思っている人にとっては道徳的に見ても、個人の正義との対立という観点からみても悪法でしょう。しかし自民党にとっては良い法律なのです。

批判は、このプロセスになぞって、分けてするのがベストだと思います。今の批判の仕方は、なんだかごちゃごちゃしていて、聞いていてもよくわからない。そして朝日なんかは戦前と結びつけるような過激な報道をする。変わるものも変わらんですよ、これじゃあ。

あ、ちなみに、自分もこの法案には反対です。ずさんすぎますねー。しかし、秘密保護法はなければならないものであると考えています。何を秘密にするのか、その承認を司法に任せるのと、秘密公開をもっと早めれば賛成です。


尻窄みとなってしまいましたが、言いたいことは、不知を自覚して、もっと論理的に批判したらいいんじゃないのかなー、ということです。自分こそが正義!とかがなんか嫌なんでね。相手を理解しようとしないで、自分のイデオロギーに沿った突飛な考えを爆発させても、議論でもなんでもない。

そんなこんなを考える12月初頭でした〜。







おわり















by hayashihiromu | 2013-12-21 23:21 | 普通

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