ヘンリーヘンリーズのギター担当。


by hayashihiromu

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【祝】ダイビングのライセンス取得 後編②



さてさて、いよいよ実習ダイビングのスタートです。
なんといっても、沖縄の海。透明で綺麗な海。珊瑚礁にきらめく海。さらに今回は、ウミガメスポット、サメスポット、マグロの群れスポット、と、3つのとんでもないスポットを巡るコース。わくわくしながら、まずはウミガメさんスポットだ!と、船から海へダイブ。船体から体が少し浮いた刹那、落下の運動が体を濡らしたものの、ウエアやベストに入っていた空気のためか、はたまた期待で胸が膨らんでいたためか、視界をも濡らすことにはならず、この一瞬の予期せぬ焦らしが自分に促したこととは、空への一瞥であり、一寸を隔てた先に見える新たなる景色、彩りをもう一度思い浮かべ、だからこそ冷静に、且つ、熱情を肌になぞらえつつ、視界をその先に預ける状態が整い、思い切り顔を水中へ落下した先に見えた景色はもうなんかめっちゃ濁ってたんですけどなにこれ。東京湾?東京湾なの?あれ?東京来ちゃった?シティ?ここシティ?という疑問符が頭をぐるぐるまわり、それらが頭蓋骨にぶつかる度に、なにこれー!!なにこれーー!!嘘でしょーー!!嘘でしょーー!!という音が鳴り響いていました。

後から聞いてみると、どうやら今は「春濁り」という、暖かくなってきたらプランクトンがめっちゃ増えて海が濁っちゃうよ、って現象が起こっているらしいんです。それに加え、何と言ってもこの日の天気は曇り時々雨。そりゃ、濁りますよ。濁って当然。期待度が高かった分ね、それはもう想像していた景色とは乖離したものがそこに。

さらに、水温が低いため一気にテンションがガタ落ちした訳ですが、それでもね、ウミガメがいる訳ですから。ウミガメですよ?めっちゃ大きいらしいしねウミガメ。このウミガメと一緒に近くで泳げる。こんなね、こんな経験がまだそこに待っている訳ですから。このことを思い出し、落ちたテンションがまた上がる。
ただ、ウミガメさんも野生なので、いつ出て来るか分からない。気付いたらそこにいるかもしれないし、10分後かもしれない。まあタンクの酸素は40分くらいあるからね、そんな焦らずにいつでも出て来てねーーー!!とウミガメさんを探していたのですが、





















どこにもいなかった。



















どこにもいなかった。

















ウミガメさん。


















現れなかった。












こんなことってあるの。







普通にあたりを泳いで、まあ、小さな魚はいたんですけれどね。ニモいたよニモ。でもね、やっぱりウミガメさんとご対面したかったじゃないですか。でも泳げど泳げど洗われる気配無し。見つかるまえに、酸素が底をついてしまいました。

まあね、ちょっとね、キルケゴールの言う関係それ自身に関係する関係が齟齬をきたしちゃったかなー感はあったんですけれどね、齟齬っちゃったかなー、これ齟齬ってるんじゃないかなー、海濁ってるしウミガメいないし死ぬ程寒いし、あ、これ絶望の第二類型に突入しているんじゃないかなー感が目から溢れそうになりながら船に戻ってきました。

戻って来ると、船の下らへんで大学生軍団こと身体の軽蔑者ことペットボトルの蓋のクズ達が船から垂れているロープに捕まりながら下降していっているところでした。あれー、いくら最後に出発するグループだったとしてもさすがに遅すぎじゃない?とその時は思っていたのですが、どうやら、後から聞いてみると、この蓋のクズ達は体験ダイビングだったらしいんですよね。

そもそも、ダイビングのライセンス、といものは、「〇〇メートルまでならインストラクター無しでも潜れる」ことを許可するものであるため、ライセンスが無くてもインストラクターさえ居れば誰でも潜れるんですよね。この蓋達は、講習も特に受けていないけれども、インストラクターさんがいるから潜れるよ、というプランで来た訳です。

しかし、そんな人達なので、あまり船の周りを離れて海中探索することはできません。危ないですからね。そもそも、下に潜っていくこと自体が難しかったりするので、(自分はこれが得意なんですよ。逆説的に、これは天性の海の男ってことですよね。自分は。)船から垂れるロープ付近にしかいれない訳です。そして、船の上で色々説明するため、潜り始めるのがものすごく遅くなり、実際に潜っていられる時間はわずか、ということになってしまう訳です。

これを読んでいる人の中でもね、ここの所を注意した方がいいですよ。ダイビングだー、と、ライセンスを取っていないのによくわからないプランに申し込んでしまうと、中々悲惨なことになりかねません。


まあこれらのことを、自分が、そして蓋の群れが認識するのはもう少しあと。自分はその蓋の群れ共を横目に船に上がり、次のダイビングに備えて機材を分解&交換していました。それが終わる頃に、蓋の畜群共が上がってきまして、やけに早いなー、と思っていると、やつらは「うへーーいいやべええええダイビングやべええええ」みたいに案の定テンション高めではしゃぎだし、機材を船に下ろすと、特に分解&変更をせずに船の奥へ。この時、あ、こいつらライセンス取ってないんだな、と分かった訳です。


そいつらが上がった所で、船は次のサメスポットへ向かい発信。自分あもう中々顔が死んでいたのですが、ここは船の上。どうすることもできず、ただただ酔わないように遠くの方を一点見つめで過ごしていました。

次のスポットに着くと、またもや自分は最初のグループ。
若干雨も降り出して来て、もうめっちゃ寒かったんですが、海にダイブ。海に入った瞬間、震えが止まらず、呼吸器を咥えた口がガチガチと寒さを表象するもので、しかしこの口の震えに負けてしまうと、水が口に入って来てしまうため、呼吸器を口で思いっきり噛み締めなければならず、口が痛い。

もうテンションのかけらもなかく、自分が飛び込む寸前まではしゃいでいた大学生軍団のことを思うと、一抹の嫉妬心が生まれました。そんな感じでさらに気分が沈みながら潜っていたのですが、ここで思い出したのは、今回のスポットではサメが見れるということ。サメ。サメですよ!!!さめーーーーーー!!!!!なんかめっちゃ怖いですけれども、基本人間を襲うことはないそうなのでね、そんな間近でサメなんて見れるの!!って思うとどんどん元気が湧いて来たのですがねうんはいもう引っ張っても悲しいので言っちゃうとサメなんてどこにもいなかったよ。どこにもいなかった。





2つのスポット連続で目玉の生物がいなかったってどういうことですか。いや、自然だからさ、野生の生物だからさ、そりゃ当然っちゃ当然だけど、でもこのスポットにはこの生物がいる、という名目でコース組んでる訳だからね、それが全然現れない時の悲しさ。意気消沈し、寒さに震えながら船に上がりました。

ほぼ死んだ様な顔で機材を分解したり交換したりしていたところ、視界の端に捉えたのは自分よりも死んだような多数の顔。あれ、と思い、視界の中心にそれらを据えてみたら、あの大学生軍団。なんだかTシャツに着替えておりまして、先程までのテンションはどこへ行ったのか、皆黙り込み、顔面蒼白、まさに死んだような顔で椅子に並んで座っていました。

どうやら、彼ら体験ダイビンググループは、初めの1本で、もう終了だったらしいのです。

これは中々かわいそうで、この後も他の人はまだあと1つのスポットが控えているのに、彼らはもうこれで終了。皆が潜っている間は、ただただ揺れる船で待機。しかもこの船、小さな漁船を改造したような船であるからして、止まっていても揺れは大きく、また何もすることは無い。他の人は楽しんでいるのに自分達はもう終了で、無意味な時間をただただ過ごすという精神的な面も相俟って、全員顔が死んでしまっていました。





自分は思い出しました。乗って来た時の「うぇぇーーい!!」を。

思い出しました。船酔いに襲われながらも必死でテンションを上げようとしていた彼らを。

思い出しました。初ダイビングから終わったあとの「ダイビングやべえええ!!」を。








3つ目のスポットへ移動する時なんて、1人思いっきり吐いてましたから。雨に打たれながら。
仲間も、それをフォローする元気もなく、虚ろな目で座っていました。
長時間何もやることなく、小さな船にいるのだけは嫌ですね。辛すぎです。






3本目のダイビングはマグロの群れスポットだったのですが、まあ、ね、案の定マグロは現れず、でした。
結局、最後は全員顔面に死相が浮かばせながら、帰路への道についた訳でありました。













最後なんて、大学生軍団の1人、甲板に転がっていましたからね。雨に打たれながら。


















そんなこんなで自分の初ダイビングは終わった訳でありまして、一見、中々厳しいダイビング体験だったと思うのですが、そんな悲しい気持ちより、逆にこれ、夏だったら絶対におもしろいよね、という期待の方が上回っています。夏はね、寒くなくて、逆に暑いくらいなそうなのでね。




早く夏にならないかなー。








ということで、長い長い初ダイビング体験記を締めさせて頂きたいと思います。ではでは〜。



















おわり





















by hayashihiromu | 2014-05-23 22:18 | 普通

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